「ブルガリアのトランプ」と呼ばれる野党党首ベセリン・マレシキ氏の選挙ポスター=3月22日、ソフィア(EPA=時事)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071301224&;g=int

 【ソフィアAFP=時事】ブルガリア検察は13日、米大統領になぞらえて「ブルガリアのトランプ」の異名を持つ野党議員に対し、脅迫容疑で捜査を開始したことを明らかにした。国内最大の製薬グループを率いる実業家であり、商売敵を脅した疑いを持たれている。
 議員は野党「ボリャ(意志)」党首のベセリン・マレシキ氏。既存勢力や既得権益の一掃を訴えて3月の総選挙で初当選し、議会副議長に就任した。検察によると、2012〜15年、自社製の薬を買うか倒産に追い込まれるかの二者択一を、別の製薬会社7社に迫ったという。 
 ブルガリアは07年に欧州連合(EU)加盟。汚職、縁故主義、組織犯罪がはびこっており、他のEU諸国から改革を強く求められている。(2017/07/13-20:32)