『葬送のフリーレン』は「週刊少年サンデー」連載開始直後から人気を集め、さらにTVアニメ化されることで広い層からの支持を得て、大ヒット作品となりました。しかし残念ながら2024年3月29日放送の第28話「また会ったときに恥ずかしいからね」でTVアニメは最終回を迎えました。

 この最終回を見たファンの間で話題となったのが、大ヒットした作品にも関わらず第2期の発表がなかったことでした。これだけの人気作といえば、続編が制作されることは期待して当然でしょう。これに関して、ファンの間ではさまざまな憶測を呼びました。

 ちなみに今回のTVアニメでは、原作マンガ第60話までが映像化されています。コミックスでいえば7巻。現在、コミックスは12巻まで発売され、117話まで収録されています。「サンデー」での連載の最新話数は127話までです。

 すなわち、第2期を放送できるストックはギリギリですが、あるといえるでしょう。しかし、正式な発表はありませんでした。一部には落胆したファンもいたようですが、本当に第2期はないのでしょうか?

 これに関しては「NO」と断言できるでしょう。なぜならば28話のラストカットで「The journey to Ende continues(エンデへの旅は続く)」と表示されたからです。これはスタッフから、続編があることを意思表示されたと考えられるでしょう。

 それでは、どうして第2期の正式発表がなかったのでしょうか?

 これに関しては憶測ですが。第2期に必要な製作期間が読めないからと思います。原作のストックうんぬんでなく、これだけのクオリティの作品を維持するためのスタッフの確保と製作時間という、どうしても省けない問題からでしょうか。

 実は『葬送のフリーレン』は2022年9月に「アニメ化」が発表され、それが「TVアニメになる」ということの発表は、同年11月のことでした。そして実際のTV放送は2023年9月からです。つまり発表から放送まで、それなりの月日が経過していました。

 安易に第2期制作決定と公表しても、いつの放送になるか発表できない以上、ファンをやきもきさせることは必至です。そこで、あえて最終回に第2期制作の発表をしなかったと考えられます。

 最近の分割クール制のアニメでは、最終回で次のシリーズの制作を発表するのが通例となっていましたので、どうもその前例に添ってモノを考えてしまいがちなのかもしれません。ファンとしては、気長にTVアニメ第2期を待ちたいと思います。

 もっとも、別な理由も考えられるかもしれません。TVアニメ第2期が発表されない理由。それは次のアニメが「TVではない」という可能性です。

以下略全文

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