ITmedia2022年10月16日 08時45分 公開
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マーケティングのSaaSサービスを提供するスパコロ(東京都港区)は「マンガアプリの利用実態調査」を実施し、全国の1000人から回答を得た。各種マンガアプリの現在利用率ランキングは、1位「ピッコマ」、2位「コミックシーモア」、3位「めちゃコミック」という結果になった。

最初に、マンガアプリの認知度と利用率について調査した。認知率ランキングを見ると、1位は「めちゃコミック」(45.8%)、2位は「コミックシーモア」(42.5%)、3位は「ピッコマ」(39.5%)だった。

次いで「利用経験率」を見ると1位は「ピッコマ」(12.1%)、2位は「コミックシーモア」(9.3%)、3位は「めちゃコミック」(8.9%)という順になった。「現在利用率」の上位3サービスも順位に変動はなかった。

次に「マンガアプリで読まれているマンガジャンル」を調べたところ、1位は「恋愛」(39.9%)、2位は「ミステリー・サスペンス」(32.4%)、3位は「ギャグ・コメディー」(29.9%)という結果になった。

「マンガアプリで利用している機能」について尋ねると、1位は「試し読み機能」(46.7%)だった。以下は「本棚・お気に入り機能」(40.1%)、「縦読み・横読み機能(表示切り替え)」(30.0%)と続いた。

「マンガアプリを利用する上で重視する点」について聞くと、1位は「読みたいマンガが多いこと」(47.0%)、2位は「無料で読める作品が多いこと」(45.5%)、3位は「作品数が多いこと」(39.2%)だった。

「マンガアプリを利用しなくなった理由」を聞くと、1位は「見たいマンガが無かったから」(25.0%)、2位は「他のマンガアプリに利用を切り替えたから」(18.6%)、3位は「料金が高かったから」(18.0%)と続いた。

調査を行ったスパコロは、最も認知率の高いマンガアプリでも約5割と半数の人に知られていない点を踏まえ、「利用者増加のためには、トライアルユーザーをいかにを増やすかが重要」だと指摘している。

調査は9月9~12日、全国に住む20~59歳を対象にインターネットで実施した。有効回答数は1000人。