【GONZO30周年】『カレイドスター』アクションはシルク・ド・ソレイユ、そらの私服は広末涼子がヒント? 佐藤順一監督ら制作スタッフ陣にインタビュー

2022年9月14日 カレイドスター

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2022年9月11日に設立30周年を迎えたGONZO。『LASTEXILE』や『ぼくらの』『ストライクウィッチーズ』など、数々のアニメ作品を世に送り出してきたスタジオだ。

現在は、30周年限定グッズが手に入るクラウドファンディングなど、往年のファン垂涎の「GONZO 30th アニバーサリー」と題した記念企画も進行している。
そして今回AnimeRecorderでは、2003年から2004年にかけて放送された『カレイドスター』の制作スタッフにインタビューを行った。GONZOの元、今なお多くのファンが存在する本作はどのようにして制作されたのか、当時を振り返ってもらった。

登壇者プロフィール

佐藤順一
『カレイドスター』原案・監督。
90年代から『美少女戦士セーラームーン』『おジャ魔女どれみ』でシリーズディレクターとして活躍し、その後も監督として『ARIA』『たまゆら』シリーズなどを手掛けた。

渡辺はじめ
『カレイドスター』キャラクターデザイン。
過去には『おじゃる丸』『スクールランブル』などでもキャラクターデザインとして活躍。佐藤順一氏が監督を務めた『たまゆら~hitotose~』では総作画監督を担当した。

追崎史敏
『カレイドスター』総作画監督。
同作では渡辺はじめ氏と共同でキャラクターデザインも担当。また『アスタロッテのおもちゃ!』『蒼の彼方のフォーリズム』『であいもん』などでは監督も歴任した。

アニメでできる華やかさを追求した『カレイドスター』

――本日はよろしくお願いします。まず、『カレイドスター』を制作することになった経緯から教えてもらえますか。

佐藤氏:スタートは僕が池田(プロデューサーの池田東陽氏)に出したペライチの企画書でした。もともとは子供向けのテイストを想定していて、「子どもたちが知っているけど、あまり見たことがないもの」として、サーカスに着目したんです。そこにスポ根の熱血要素も取り入れたのですが、段々と池田自身の熱血に引っ張られていったのも覚えています(笑)

――渡辺さんと追崎さんは、その後チームに加わったと。

追崎氏:佐藤さんとは『カレイドスター』以前に何度か一緒に仕事をしたことがあり面識はあったのですが、声をかけてくれたのはプロデューサーの池田です。自分に話が来た時はすでに、はじめさんの名前はあったかと思います。

――お二人は『カレイドスター』の企画に対して、どんな第一印象でしたか?

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https://www.anime-recorder.com/interview/252457/

(C)2003 佐藤順一・HAL・GONZO/カレイドステージ