2022年02月15日 18時30分 公開
[谷井将人,ITmedia]

 ヤマハが2月15日に、歌声合成ソフト「VOCALOID」音源の声優オーディションを開催すると発表した。一般にリリースする予定のオリジナルVOCALOID音源を同社が制作するのは4年ぶりだが、
ここへ来て取り組みを加速させているのは「YOASOBIさんの紅白歌合戦出場で『ボカロP』という存在の一般認知が広がったから」(同社)だという。

 オーディションでは、音楽共有サイト「nana」に投稿された“歌ってみた”音声の中から最も優秀な「グランプリ」を選出。グランプリに選ばれた人の歌声を基にヤマハがVOCALOID音源を制作し、リリースする。

 VOCALOIDはヤマハが2003年に発表した歌声合成ソフト。クリプトン・フューチャー・メディア(札幌)製のVOCALOID音源「初音ミク」が流行して以降、各社から年間平均で8本程度のVOCALOID音源が発売されてきた。ヤマハも10年から自社開発のオリジナル音源をリリースしている。

 しかし、19年以降は音源発売ペースが急激に落ち、20年と21年には0本にまでなった。そんなヤマハが声優オーディションを始めると発表し、Twitterでは「近いうちに次世代版VOCALOIDが出るという伏線か?」「なぜ今更?」といった反応が挙がっている。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2202/15/news165.html