美術展ナビ2021.12.08
https://artexhibition.jp/topics/news/20211207-AEJ594519/

フィンランドなど自然との共生などシンプルだけど深い北欧のデザインは日本でも人気です。北欧をテーマなどにした美術展を紹介します。

「ザ・フィンランドデザイン展」Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)
「ザ・フィンランドデザイン展 自然が宿るライフスタイル」が12月7日にBunkamuraザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横) で開幕しました。マリメッコやフィンレイソンのテキスタイルなど1930年代〜70年代にデザイン・制作されたプロダクトなどを展示、人気のフィンランドデザインの歩みをたどることができます。来年1月30日(日)まで。土日祝と最終週は事前予約制です。

「フィンレイソン展」京都文化博物館
「創業200周年記念 フィンレイソン展?フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル?」が、京都文化博物館で開かれています。フィンランド最古のテキスタイルブランドであるフィンレイソン。フィンレイソン社の創業200周年を記念して、約250点の資料や原画、生地見本などを展示。来年1月10日まで。

「ムーミン コミックス展」 そごう美術館(横浜)
ムーミン童話の原作者として知られるトーベ・ヤンソン(1914〜2001年)と、弟のラルス・ヤンソン(1926−2000年)が、新聞に連載した漫画「ムーミンコミックス」にまつわる原画や習作、キャラクター設定画など日本初公開の約280点を紹介する展覧会が、横浜市のそごう美術館で開かれます。ムーミンコミックスは、童話ムーミンの世界をコミカルに、時に社会風刺のエッセンスを加えて表現した漫画です。1947年にフィンランドのスウェーデン語系新聞「ニィ・ティド」紙に掲載されたのが始まり。1954年からは英国の夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙に舞台を移し、1975年まで続きました。英国のほか、母国フィンランドやスウェーデン、デンマークなど、最盛期には40か国以上、120紙に転載され、読者は1200万人に上る人気を誇りました。来年1月10日まで。

「ロニ・ホーン」展  ポーラ美術館(神奈川県箱根町)
「ロニ・ホーン:水の中であなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」展がポーラ美術館(神奈川県箱根町)で開かれています。ロニ・ホーン(1955年〜)はアメリカの現代美術を代表する女性アーティストで、アイスランドの厳しい自然を愛していることでも有名。火山と氷河が形成した荒涼たるその風土は、アーティストのインスピレーションの源泉になってきました。日本では初の個展、2022年3月30日まで。
アメリカ現代アートの代表的存在、ロニ・ホーン氏インタビュー 「私にとって重要な日本の文化」 来年は中国で大規模個展


「ポーラ美術館特別協力 new-fashioned:日本洋画 美の系譜」 岐阜県美術館
ノルウェーの画家ムンクの作品などが展示される「ポーラ美術館特別協力 new-fashioned:日本洋画 美の系譜」が岐阜県美術館で12月10日(金)に開幕します。来年3月13日まで。

「サーリネンとフィンランドの美しい建築」いわき市立美術館(福島県)
フィンランドの国民的建築家エリエル・サーリネン日本初の回顧展「サーリネンとフィンランドの美しい建築」が、福島県のいわき市立美術館で12月19日(日)まで開催されています。