0001鳥獣戯画 ★
2021/11/30(火) 18:58:26.54ID:CAP_USERhttps://magmix.jp/post/69620
かつて「週刊少年ジャンプ」で連載され、アニメ化までされた名作マンガの続編が別の雑誌で連載されることがあります。連載されたころは読んでいてファンだったけど、続編は知らないという人もいるでしょう。そんな人たちのために、代表的な人気マンガの現在を追ってみました。
まず、今でも超人募集や人気投票など、往年の企画を踏襲しつつ、新時代に合わせた驚きの展開で読者のハートをガッチリつかんでいるのが『キン肉マン』。現在は「週刊プレイボーイ」にて連載中です。
もともとは続編でキン肉マン(キン肉スグル)の息子であるキン肉万太郎が主人公の『キン肉マンII世』が1997年から2011年まで連載されていましたが、その後を受け継いだ形で2011年から新シリーズが始まりました。
連載再開から10年以上が経ち、キン肉スグルの物語を再び描く新シリーズも「完璧超人始祖編」、「オメガ・ケンタウリの六鎗客編」、そして現在の「超神との戦い」と続いています。往年のキャラクターの登場はもちろん、旧シリーズでは伏線のまま残されていた数々の謎も解明されました。
また、ネット配信「週プレNEWS」でWebコミックとして毎週無料で最新話が読めることも特徴です。毎週月曜の日付変更直後に配信されていますが、配信後すぐはなかなか回線がつながりません。それだけ多くのファンが一刻も早く見たがっているということなのでしょう。
続編の方が長期連載となった作品が『銀牙 -流れ星 銀-』。現在は続編となるシリーズが「週刊漫画ゴラク」で連載中です。
まず前作の主人公である銀の息子ウィードが主人公の『銀牙伝説WEED』が1999年から2009年まで連載され、2005年にはTVアニメ化もされました。この時点で前作の連載期間4年で単行本18巻の記録を超えています。ちなみに『WEED』の単行本は全60巻でした。
その後、物語はウィードの息子オリオンが中心となり、『銀牙伝説WEEDオリオン』『銀牙?THE LAST WARS?』、そして現在連載中の『銀牙伝説ノア』へと続いています。
旧作では犬同士だけでなく、熊や狼とも戦ってきましたが、新作では実験生物や猿といった敵、さらには宇宙からやって来た謎の触手生命体と戦うという奇想天外な展開でファンを驚かせています。
もはや高橋よしひろ先生は、「犬の格闘マンガの第一人者」と言えるかもしれません。単行本の数は、外伝も入れてシリーズ累計148巻で、高橋先生はシリーズで200巻を達成させたいと発言したそうです。
近年、実写映画化されて話題になった『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』も、続編の「北海道編」が2017年から「ジャンプスクエア」で連載されています。
もともと前作のラストシリーズだった「人誅編」の後に構想されていましたが、「剣心のドラマは人誅編ですでに終わっている」という理由から描かれなかったそうです。その後、原作者の和月伸宏先生は、心境の変化からか「クリエイターとしていいものが描けると確信した時には」と連載再開について語っていました。まさに、今がその時なのでしょう。
続編は何も他誌に移ってから始めなければいけないというわけではありません。『キャプテン翼』は連載終了から5年後の1993年に「キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース」がコミックス1巻分「ジャンプ」で短期集中連載され、1994年に続編「キャプテン翼 ワールドユース編」連載開始しました。これは1993年からJリーグが開幕し、国内のサッカー人気が高まったことが要因でしょう。もちろん、もともと『キャプテン翼』人気が国内のサッカー人気を後押ししたことは言うまでもありません。
「2002 FIFAワールドカップ」開催時には、合わせて掲載誌を「週刊ヤングジャンプ」に移して『キャプテン翼 ROAD TO 2002』が連載開始されます。その後も『キャプテン翼 GOLDEN-23』『キャプテン翼 海外激闘編』と続き、現在は「グランドジャンプ」で始まった『キャプテン翼 ライジングサン』が「キャプテン翼マガジン」に移籍し連載されています。
続編の多さだけでなく、4度もTVアニメ化されていることからも、世代を超えて認知された人気作品と言えるでしょう。
何度もアニメ化されたマンガと言えば、『聖闘士星矢』も車田正美先生以外のさまざまな作者が執筆したマンガがTVアニメ化されているほか、そのアニメの続編も制作されるなど、長期に渡って作品が展開されています。そのなかで、車田先生による正当な続編と言うべき作品が、2006年から「週刊少年チャンピオン」で不定期連載されている『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』です。しかし現在、同作は長期中断されています。
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