0001鳥獣戯画 ★
2021/05/26(水) 18:33:58.97ID:CAP_USERhttps://jocr.jp/raditopi/2021/05/26/318634/
2021/05/26
アイドルやアニメキャラクターなどのファン(オタク)にとって、1年間の最大のイベントとは、「推しの誕生日」。自分が推しているメンバーが誕生日当日にイベントを開催すれば、必ずや参戦し、盛大にお祝いをするそうです。しかし、仮にそのような機会に恵まれなかったとしても、オタクたちは、各々で推しの誕生日会を“本人抜き”で開催しているというのです。その名も「本人不在の誕生日会」。この“謎文化”がいったいどのようなものなのか? アイドルデュオ・Lovelys(宮崎梨緒・八木沙季)が体験してみました!
「本人不在の誕生日会」とは、その名のとおり、誕生日を迎える本人抜きで実施する誕生日会のこと。主にアイドルやアニメキャラクターのファンが、「推し」をお祝いするために開催するそうです。それでは早速、「本人不在の誕生日会」の準備をしていきます。
まず、誕生日会を開催する会場をセッティングします。ホテルやカラオケ、スタジオなどある程度の広さがある個室を使うのが一般的とのこと。なんと、使用するバルーンなど事前に用意してくれる、「本人不在の誕生日会」用のプランがある施設もあるとか! もちろん自宅でもOKです。
会場を決めたら早速飾り付け。必ず用意したいのが、装飾用のバルーン。「HAPPY BIRTHDAY」の文字や年齢の数字を壁などに貼り付けてデコレーションしていきます。ちなみにその色は、推しのメンバーカラーで揃えるのが主流とのこと。
そして、誕生日会には欠かせない「バースデーケーキ」の準備です。特に今、流行っているのは、韓国発の「センイルケーキ」。生クリームでデコレーションされ、フルーツがたっぷりトッピングされた日本で一般的な誕生日ケーキに比べ、非常にシンプルなデザインで、表面の真ん中にバースデーメッセージが書かれたものが人気だそう。もっとも、お祝いされる本人が食べることはありませんが……。
最後に、「推し」の写真やアクリルスタンドなどのグッズを飾り付けます。ペンライトやうちわ、ライブDVDなどを持参するのもよくあるそう。今回は、Lovelysがラジオ番組で共演するフリーアナウンサーの羽川英樹さん(5月24日生まれ)、活動写真弁士の大森くみこさん(6月4日生まれ)をお祝いすることにしたので、大量に二人の写真を印刷し、切って、貼って、飾り付けました。(ちょっと異様な光景です)
ここからは写真撮影タイム。飾り付けた風景を写真におさめ、推し仲間に送ったり、SNSに投稿したりして、祝福気分をシェアします。「InstagramやTwitterで投稿したら、もしかしたら本人が見てくれるかも!」(宮崎梨緒)。
写真撮影が終わったら、推しの誕生日を全力でお祝いしながら、ケーキを食べたり、バースデーソングを歌ったり……そして、もちろん最後はきれいに片づけます。「とっても楽しかったけど、全部が終わった後の達成感で、片付けがなかなか始められなくて大変でした(笑)」(八木沙季)。
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初めて「本人不在の誕生日会」をやってみた感想を聞くと、「お祝いする相手のことを考えながら写真を並べたり、ケーキをつくったりするのが楽しかったです! また、友達や推し仲間とやりたい!」(宮崎梨緒)、「実際に並べてみるとなかなかの迫力があって、テンション上がりました! また推しの誕生日にやってみたい!」(八木沙季)と、非常に楽しめた様子。
コロナ禍では、なかなか現場に行って推しの誕生日を祝うということは難しいかもしれませんが、この形式ならおうち時間でも実現できます。アイドルとして普段は祝われる側のLovelysによると「(ファンに)自分の誕生日でもやってもらえたらうれしい」とのこと。一度、あふれる「推し」への思いを「本人不在の誕生日会」という形で表現してみるのも面白いかもしれません。