諫山創さんの人気マンガ「進撃の巨人」が、4月9日発売の連載誌「別冊少年マガジン」(講談社)5月号で最終回を迎え、約11年7カ月の連載に幕を下ろした。同号の表紙には「堂々完結」「きみもぼくも伝説の一部。」というコピーが添えられた。最終話の最後のページに諫山さんのメッセージも掲載された。

 「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いを挑む姿を描いたマンガ。諫山さんのデビュー作で、2009年9月に「別冊少年マガジン」の創刊タイトルとして連載がスタートした。コミックスが第33巻まで発売されており、全世界の累計発行部数は1億部以上。コミックス最終34巻が6月9日に発売される。最終34巻の特装版2種も同日発売され、第1、2話のネーム、第138話、第139話(最終回)を収録した小冊子が付く。
 テレビアニメも人気で、シーズン1が2013年4〜9月、シーズン2が2017年4〜6月、シーズン3のパート1が2018年7〜10月に放送。シーズン3のパート2が2019年4〜6月に放送された。最終章となる「The Final Season(ファイナルシーズン)」の第76話「断罪」がNHK総合で今冬、放送される。樋口真嗣監督の実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」が2015年に公開された。ハリウッドで実写化されることも話題になっている。
 最終回が掲載された「別冊少年マガジン」5月号では、同号の表紙イラストを使用したクリアファイルが付く。完結を記念したキャンペーンも実施され、応募者全員に最終話全ページを使用したポストカード51枚と諫山さんのコメント付き感謝状がセットになった「特製ポストカードセット」がプレゼントされる。5月9日発売の同誌6月号には、諫山さんのインタビュー、エピソード総選挙第2位となった「第126話 矜持」のフルカラー版が掲載される。

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