『プリコネR』コッコロはいつからママになったのか──コッコロ役の声優・伊藤美来さんから見た”真面目なガイド役”から”ママ化”するまでの経緯とは

2020年6月26日 (金) 11:00

 少女の名はコッコロ。Cygamesが手掛けるスマホ向けドラマチックアニメRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』(@priconne_redive)に登場する女の子だ。

 年齢は11歳、身長は140cm、あどけない見た目の美少女だが、こう見えて一部のユーザーから「ママ」と呼ばれて親しま(甘えら)れている。



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コッコロママ。11歳。


 主人公のガイド役ということで、その献身的な立ち振る舞いや世話焼きっぷりから、彼女に“母性”を感じる。わかる。非常によくわかる。しかし、ストーリーをよく見ていくと“ママらしからぬ”描写をちらほら見かけるのも事実だ。

 コッコロを「ママ」と呼ぶムーブメントは、あくまで一種の“バブみ”【※】文脈から一部のユーザーのなかで親しまれている非公式的な愛されかたであり、少なくとも配信当初における公式の描写において、コッコロ自身とママ要素の結びつきは強くなかったように思える。

※「母性を感じる」「甘えたい」などの感情を表現する用語。年下に対して用いられるケースも多い。



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主さまの腕に抱きついて寝る、お兄ちゃんやパパと呼びそうになる、主さまの交流関係に嫉妬する、頭をよくなでられるなど、ママと子の関係性には見えない場面。


 しかし、2019年の年末に事件は起きた。ゲーム内のストーリーの次回予告にて、「はい、主さま、ママですよ」と、コッコロ自身が自分のことをママと認めたのだ。

 このママですよ事件は、ユーザー間において大きな話題を呼び、「ついにはコッコロママ公式化か!?」と叫ぶユーザーもいたとかいないとか。さらに、4月から放送されているアニメにおいても、ユウキ(主さま)をお世話する描写などから視聴者にママ属性を感じさせている。

 そこで今回は、“コッコロはいつからママになったのか”をテーマに掲げ、実際にコッコロを演じられる伊藤美来さん(@InfoItomiku)にインタビューを実施。コッコロへの印象や演技する際の意識がどう変化していったのか。コッコロの中の人である伊藤美来さんの視点を通して、コッコロとママという要素を紐解いていく。


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伊藤美来さん(コッコロ役)。


取材・文/竹中プレジデント
撮影/かちゃ




ママと呼ばれることは不思議な感じ

──本日は、コッコロを演じられる伊藤さんの視点を通して、コッコロがどう“ママ化”していったのかを解き明かしていきたいと思っています。ものすごく変なテーマですみません!

伊藤:
 いえ、おもしろい切り口だと思います(笑)。


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──ありがとうございます(笑)。伊藤さん自身、『プリコネR』の一部のユーザーから、コッコロが「ママ」と呼ばれていることはご存知だったのでしょうか。

伊藤:
 はい。『プリコネR』のイベントに出演させていただいた際に、お渡し会的なものがあって、そのときにユーザーさんから教えてもらって知っていました。

──それっていつころの出来事ですか?

伊藤:
 ちょっと記憶が曖昧なのですが、恐らく2019年4月14日のアルバム発売イベントだったと思います。

──けっこう前からご存知なんですね。コッコロが「ママ」と呼ばれていることを知ったときの感想ってどうだったんでしょう。

伊藤:
 確かにガイド役なので、お世話するママ感みたいなのはあるかなと思うのですが、見た目がママっぽいわけでもないですし年齢も11歳です。そんなコッコロのことをママと呼んで親しんでいただけることは不思議な感じがしました。

 サレンやミサトなら、見た目的にもキャラ的にもママっていうのはわかるのですが、そこでコッコロなんだって!

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://originalnews.nico/260123