声優・石田彰と芸人・石田明のコラボレーション企画『Wイシダ朗読劇「USHIROMUKI」』。同姓同名とはいえ、活動の場はまったく違う二人。どのように公演を作っていったのか、DVD/Blu-rayの発売を前に当時の想いを振り返っていただきました。
インタビュー 2019.9.4(水) 21:30

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“イシダアキラ”といえば誰を思い浮かべますか?

アニメファンなら、キャラクターから年齢まで変幻自在のあの人を……。
お笑い好きなら、全身真っ白衣装で軽快なしゃべくり漫才のあの人を……。

そんな、名前が同じというだけの一点突破で立ち上がった、声優・石田彰さんと芸人・石田明さんのコラボレーション企画。それが『Wイシダ朗読劇「USHIROMUKI」』です。
今年5月に東京と大阪にて公演が行われました。

同姓同名とはいえ、活動の場はまったく違う二人。どのように公演を作っていったのか、DVD/Blu-rayの発売を前に当時の想いを振り返っていただきました。
また今回は、「人見知り」だと公言するお二人にもっと仲良くなってもらおうという裏テーマも。同じ人見知りでも、深掘りしていくと微妙な違いがあらわになって、気付けばウィークポイントの自白合戦に!? はたして、二人の距離は縮まったでしょうか……?
[取材・構成=奥村ひとみ/写真= HitomiKamata]

■これは本当にNONSTYLE宛のファンレター? 石田明の憂鬱

――そもそも“イシダアキラ”と名前が一緒ということで、今回の企画以前からお互い意識はしていましたか?

明:僕はけっこう以前から意識していました。「へぇ〜、イシダアキラっていうんや。ナマイキ〜」と言われたことがありますよ。僕の漢字の“明”を書いたら「だったら、まあ許すけど」って言ってました。

彰:許すってどういうこと(笑)。

明:たぶんその人は、”イシダアキラ”といえば彰さんのほうだったんでしょうね。けど僕からしたら「イシダアキラの何が生意気やねん!」と(笑)。
それから、僕の相方(井上裕介)の名字が“井上”だからなのか、NONSTYLE宛のファンレターが「石田彰、井上和彦様」と間違えて来たことがあります(笑)。
(※井上和彦……『NARUTO』はたけカカシ役、『夏目友人帳』ニャンコ先生役など。石田彰とは『夏目友人帳』をはじめ共演作も多い)

彰:あはは(笑)。

明:「これは本当に僕らに書いてんのか?」っていう、わけ分からん状態ですよね(笑)。でも、この企画の話が来たときは嬉しかったです。即答で「やる、やる!」って言いましたからね。


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Wイシダ インタビュー 石田彰・石田明


――彰さんはお笑いもお好きでご覧になるそうですが、TVで見ていた明さんの印象はいかがでした?

彰:ああ、この人はものすごい努力家なんだなって。

明:恥ずかしい!

――努力家と思われたのはなぜ?

彰:鍛錬のためにずーっと路上で漫才をやっていたって単純にすごいじゃないですか。そういう人が賞を取るのは当たり前というか、そうじゃなきゃおかしいよなって思うし。

だからM-1グランプリの優勝(2008年)は、すごく納得の結果でした。それと優勝されたときに名前をいじってもらえたのが、内心ちょっと嬉しかったんです。僕は人生で同姓同名が初めてだったから、「“イシダアキラ”ってありふれた名前なんだ!」と驚きました。

――タイトルの『USHIROMUKI』はお二人の共通点から名付けられたそうですね。どんな流れで決まったんですか?
     ===== 後略 =====
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