人気相撲漫画「バチバチ」シリーズで知られ、7月3日に急逝した漫画家・佐藤タカヒロさんの追悼特集が9月20日発売の「週刊少年チャンピオン」43号に掲載された。

佐藤さんはシリーズ3部作の最終章となる『鮫島、最後の十五日』を2014年から同誌にて連載していたが、41歳の若さで亡くなり、シリーズは未完のまま幕を下ろした。

特集は横綱白鵬の追悼手形で始まり、チャンピオン連載陣に追悼色紙展、さらに主人公・鮫島の全取組が52ページにわたって掲載された。

多くのファンを魅了した熱い漫画に報いるよう、熱の込もった追悼号はいかにして生まれたのか。佐藤さんの最後の担当となった少年チャンピオンの編集者に話を聞いた。

――20日に発売された「週刊少年チャンピオン」43号は佐藤タカヒロさんの追悼号となりました。週刊漫画誌で巻頭から大きく追悼特集を組むのは異例のことです。

残念ながら『鮫島、最後の十五日』の連載中に佐藤先生が亡くなられたこと。熱のこもった作品であったことは間違いありませんでしたので、先生は亡くなってしまいましたが、作品は生きているぞと読者の皆様に届けたいとの思いからの特集です。

――どの段階で特集を組むとなったのでしょうか。

佐藤先生が亡くなられた時に、編集部全体でこういうものを作ろうとなりました。ご遺族の方にも相談させていただき、特集を組むことが決まりました。

我々、編集部も今回の特集を作っていて『鮫島』は熱いなと感じました。編集中何度も佐藤先生の匂い、熱を感じることができて、改めてその大きさが分かりました。

――特集では少年チャンピオンの連載作家がそれぞれイラストと佐藤さんへのメッセージが載った追悼色紙を寄せています。さらに雑誌の垣根を超えて、少年ジャンプで『火ノ丸相撲』を連載している漫画家の川田さんも色紙を寄せています。

佐藤先生ご自身も「火の丸相撲」は毎週しっかり読んでいて、打ち合わせのときなどで感想を話されることもありました。

今回ダメ元で聞いてみたんですが、ジャンプ編集部様が非常にスムーズにお話を通してくださいました。

追悼色紙には佐藤先生の奥様のものもあります。

頼むかどうか非常に悩んだのですが、「主人のためなら」と承諾していただいて。私としてはそのコメントに胸が詰まります。

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