◆国産双発エンジンを積んだ改修型YF-23
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/newsphere.jp/wp-content/uploads/2018/07/13152354/Northrop_YF-23_DFRC.jpg

航空自衛隊の次期F-3戦闘機の開発コンペに、米ノースロップ・グラマン社が新たに名乗りを挙げた。ロイターが複数の情報筋の話として伝えている。
F-3を巡っては、既に米ロッキード・マーティン社が非公式にF-22ラプターとF-35ライトニングIIを合わせた“ハイブリッド機”を提案しているとされている。
ノースロップとロッキードは、1990年代に米空軍の次期戦闘機開発で激しく争った歴史がある。世界最大手のライバル同士が、日本を舞台に再び火花を散らすことになるのだろうか。

Northrop YF-23 Black Widow
https://www.youtube.com/watch?v=IQi-IaFO3kk

ロイターの報道によれば、ノースロップはまだ具体的な提案をしていないが、米技術誌ポピュラー・メカニクスは、双発エンジンとなるのはほぼ間違いないと予想。
日本政府は、IHIが開発中の国産双発エンジンの搭載を希望しているとも言われている。ポピュラー・メカニクス誌は、航続距離の長い双発エンジンにより、
「日本国内の基地から中国・北朝鮮の国境地帯を巡航速度マッハ1以上でパトロールすることが可能になる」としている。

ノースロップは、伝統的に機体全体が翼の形をした全翼機の開発に熱心だ。2年前には、尾翼のない斬新なデザインの第6世代戦闘機のイメージ映像を発表している。
ノースロップ版F-3もそうした未来的な機体になるかもしれない。ただ、全翼機はドッグファイトに弱いというマイナス評価もある。
また、今からF-3のために全く新しいデザインを起こす時間と予算はないと、同誌は分析する。

そのため、同誌は、近代化したエレクトロニクスと日本製エンジンを採用したYF-23の近代改修型をノースロップ案の「一つの可能性」として挙げる。そうなれば、
まさに「F-22 vs YF-23再び」といった様相となる。

イカソース
https://newsphere.jp/world-report/20180713-1/2/