アキバ総研 | 2018年05月23日 15:05
Netflix、TOKYO MXほかにて好評配信・放送されているオリジナルTVアニメ「LOST SONG」。鈴木このみさんと田村ゆかりさんがW主演を務め、
2人の歌姫が織りなす幻想叙事詩(ファンタジーオペラ)と銘打たれた本作は、その楽曲の数々も注目されるところだ。

作品を彩る楽曲は、2018年5月23日に発売となったオープニング主題歌「歌えばそこに君がいるから」(歌:鈴木このみ)、エンディング主題歌「TEARS ECHO」(歌:フィーニス[CV.田村ゆかり])をはじめ、
劇中歌もすべて作詞を畑亜貴さん、作曲を白戸佑輔さん(Dream Monster)が担当している。そこで、今回はこの2人を直撃。主題歌を中心に楽曲制作のことをたっぷりとうかがった。

リテイク6回にもおよんだオープニング
――まずは、オープニング主題歌についてお聞きします。曲先(=メロディを先に作られた)とのことですが、
白戸さんは今まで鈴木このみさんの曲は何度も作られています。今回はどのようなことを意識して作られたのでしょうか。

白戸佑輔(以下、白戸) 最初、森田と監督からは「エモいやつ」「いいやつ」といったざっくりとしたリクエストがあり、いっぽうで委員会からは「とにかくキャッチーに」「神曲にして」などいろいろリクエストがあり、悩みました(笑)。

そこから、歌唱を担当する鈴木このみさんからもリクエストがあって、チャレンジを重ねて、6リテイクやりました。「OP6」ってファイルまでありましたからね。


――そして完成した楽曲は、特にどのあたりにポイントを置いているのか教えてください。

白戸 いろいろチャレンジを重ねたのですが、アップテンポは何となく嫌だったんです。でも、切なさを入れるのであれば(アップテンポも)アリかなと思って。
かっこいい路線に寄せるよりも、“切ない要素を多めにしたアップテンポ”ということをポイントにして作りました。

――作詞は鈴木さんと畑さんの共作となります。どのような形で作られたのか教えて下さい。

畑 このみちゃんに最初からいろいろ言っても混乱しちゃうだろうなと思って、まずは自分が思っていることを好きなように書いてもらったんです。調整は後で(私が)やるからと。

――実際に鈴木さんが作詞しているところを見に行かれたそうですね。

畑 書いている現場に陣中見舞いのような感じで行ったんですけど、このみちゃんは部屋に閉じ込められてパソコンを開いて「う〜ん、う〜ん」と悩んでいるんですよ。
私は人が作詞をしているのを見たことがなかったので、ある意味感動しちゃって。
「人って作詞するとき悩むんだ」って(笑)。

     ===== 後略 =====
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