女子高校生が県内などでキャンプを楽しむ姿を描いた漫画とアニメ「ゆるキャン△」(原作者・あfろ)の人気で、
舞台となった山梨県市川三郷町の四尾連湖を訪れるファンが増えている。湖畔にある2つのキャンプ場では、
カメラを手に“聖地巡礼”を楽しむ日帰りの男性グループが特に目立つという。(昌林龍一、写真も)

 「ゆるキャン△」は平成27年から、芳文社(東京都文京区)の月刊誌
「まんがタイムきららフォワード」で連載している。同社によると、女子高生らが県内や静岡、長野県を訪れ、
美しいキャンプを楽しむ様子をゆったりと描いたストーリー。
実存する風景や施設を詳細に描き、キャンプの仕方も細かく紹介している。

 1〜3月にアニメがテレビ化。現在は、BS11で再放送されている。

 本県は四尾連湖のほか、本栖湖のキャンプ場、身延町内のまんじゅう店などが取り上げられている。

 芳文社によると、幅広い世代の支持を得ているが、特に20〜30代の男性に人気だという。

 アニメの第6、7話に登場する四尾連湖のキャンプ場「水明荘」によると、放送が始まると、
昨年まではあまり見かけなかった20〜30代男性のグループが、日帰りで多く訪れるようになったという。

水明荘も来客スペースに「ゆるキャン△」の漫画本を置いている。
ファンの多くは、施設内でアニメに描かれた場所について「スタッフが説明しなくても、よくご存じです」と話す。

 水明荘を管理する北島慎介さん(41)は、
「ファンのほとんどが、漫画で主人公が飲んだ紅茶『チャイ』を注文されるので、わかります」という。

 チャイの注文は、1年前には週末に10杯程度だったが、最近は週末に60杯程度も出るという。
飲んでいるのは「30代くらいの男性グループがほとんど」。

 隣接する「龍雲荘」のキャンプ場にも、ファンとみられるカップルが泊まりにくるという。

 友人と3人で訪れたさいたま市の会社員、鷹觜(たかのはし)晃一さん(34)は
「大ファンなので聖地に来た。漫画とそっくりな風景で付近の自然も静かで美しい」と話した。

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画像:主人公が山荘に到着したシーン。ガラスに「水」の文字 (c)あfろ・芳文社/野外活動サークル
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産経ニュース
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