竹達彩奈・佐倉綾音の徹底的演技論「ラーメン大好き小泉さん」キャスト対談
2018年03月28日 21:00 アキバ総研
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今回、放送終了とBlu-ray Disc発売を記念して、主人公・小泉さんを演じる竹達彩奈さんと大澤悠を演じる佐倉綾音さんの対談をお届けする。「ラーメンをすする音」の追求から「ボールドの間にどんな芝居を込めるか」まで、こだわりの演技論を展開していただいた。

── お2人は「ラーメン大好き小泉さん」に最初はどのような形で触れましたか?

佐倉 私はオーディションを受ける前から原作を読んでいました。
元々エッセイマンガが好きで、その延長で食事を扱うマンガにハマっていた時期がありまして、その流れで知りました。
いわゆる萌え系の絵柄だけれども内容とのギャップがあってすごく面白いなと思って読んでいましたね。
その頃、「ラーメン大好き小泉さん」はどこの本屋さんでも平積みされていた記憶があります。

竹達 私も本屋さんでもすごくフィーチャーされていたのをきっかけに気になって、それで読んでいたんですよ。
食レポ系のマンガは好きなのですが、ダメですね。読むと絶対にお腹減っちゃうんですよ(笑)。それが悔しくて悶々としながら読んだりしていました。
それと、この作品はラーメンを食べている表紙の絵がちょっとセクシーなのが印象的でした(笑)。健全なマンガのはずなのに、なぜかドキドキして、見てはいけないものを見ているような気持ちで本屋の前を通り過ぎていましたね(笑)。

── オーディションのようすと役作りの仕方について教えていただけますか?

竹達 私は最初、小泉さん役ではなかったんです。スタジオ(オーディション)の前段階としてテープオーディションがあって、そのときは小泉さんと美沙を録って、美沙役の候補としてスタジオに呼ばれたんです。
そうしたらスタジオで「小泉さんもやってみてください」とおっしゃっていただいて、その結果小泉さん役として選ばれるという形で決まったんです。テープのときとそこでの演じ方で何か特に変えたというわけではないのですが、不思議な経験でした(笑)。

佐倉 私はオーディションの時は潤以外のほぼ全キャラを受けていました。その際、それぞれのキャラクターを立たせるために、小泉さんは思いっきり大人しくクールに、対照的に悠はボーイッシュに作ってみました。
決まってからは悠だけに集中したのですが、アニメの絵が思ったよりも丸みがあって色が淡くてかわいらしかったので、それに負けないようにかわいくなっていたのをセトウ監督から「もう少しボーイッシュに」という指示があり、そこを意識して全編演じていたという印象です。
あと、オーディションの段階からテンションを高めにと言われていまして、第1話のアフレコの際にキャラクターの説明が1人ひとりにあって、そこで監督から「佐倉さんが好きなモノや人について語っている動画を見たので、悠はあんな感じでやってほしい」と言われました。
なので、その時の記憶を手繰り寄せながら、使える感情は当てはめつつ作っていった形ですね。