日本では3月29日に発売を控えるユービーアイソフトの新作『ファークライ5』。
その前日譚となる実写ドラマ「Far Cry 5: Inside Eden’s Gate」が、Amazon Primeビデオで配信されている。

Far Cry 5: Inside Eden’s Gate - Short Film | Trailer | Ubisoft [US]
https://youtu.be/_vB-Ir8S_z8

この実写ドラマでは、トラブル解決を請け負う動画配信者3人の主人公が、
妹を信仰宗教組織に拉致された男の相談を受けるところから物語がはじまる。
長時間のドライブを経て3人が辿り着いたのは、モンタナ州の田舎町ホープカウンティ。
そこでは街の人々が次々に姿を消しているという。
3人は、街を支配するシード家が運営する宗教組織ペギーズ(プロジェクト・エデンズゲート)へと潜入する。

ゲームのシナリオは『レッドファクション:ゲリラ』、『セインツロウ ザ・サード』、
『バイオショック インフィニット』など人気作を世に送り出してきたDrew Holmes氏が担当するということで話題になったが、
ドラマ版のシナリオはAdam Gilbertson氏が手がけているとのこと。
FPSのドラマ化ということでカメラの視点も気になるところだが、
ドラマはモキュメンタリー風の自撮り視点や三人称視点で描かれている。

さて、ゲーマーにとって気になるのはゲーム本編との関連性だろう。
ドラマの作中には“ファーザー”ジョセフをはじめ、ジェイコブやジョン、フェイスとシード一家が登場する。
酒場スプレッドイーグルでは、一瞬ではあるが、ゲームで主人公とともに戦う
メアリー・メイ・フェアグレイブやニック・ライの姿を確認することができる。
ほかにも昨年5月に公開されたAnnouncement Trailerのシーンが再現されていたり、
“ファーザー”ジョセフの「I am your Father. And you are my Children.」の決め台詞が入った説教も堪能できる。
個人的には、ドラマの中で相談者の男が意味深に語っていた
「(街の)全てが変わる少し前に提供されるようになった」というホイッスリング・ビーバーの地ビールが、
街の変貌に関係しているのかも気になるところだ。

ゲームの実写化というと「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」から「トゥームレイダー」まで、
さまざまなものがあるが、本作はゲームの世界観をおおむね再現しているといえるだろう。
『ファークライ』がシリーズを通してもっているひりひりするようなスリルや、ドラッグや暴力といった退廃が、
このドラマにも満ちている。視聴後にはペギーズが、
ただのプレッパー(世界の終わりに備える人々)や新興宗教信者とは明らかに異なる、
異常な集団だと感じられることだろう。プレイヤーとしてすぐにでもホープカウンティへ飛んでいき、
捕虜となった人々を助けたい気持ちにさせられるドラマだ。

『ファークライ5』は、PC/PS4/Xbox One向けに2018年3月29日発売予定。パッケージ版は、
「通常版」8400円(税別)。ダウンロード版は「通常版」8100円。
追加コンテンツがセットになった「デラクスエディション」9396円。
追加コンテンツに加えシーズンパスも付属する「ゴールドエディション」10692円となっている。

関連ソース画像
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関連動画
Far Cry 5 - Announcement Trailer
https://youtu.be/PI-1KTy0pOA

AUTOMATON
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20180306-64035/