米新作映画「ワンダーウーマン」が2日から北米で公開され、初週末の興行収入は女性監督による作品として史上最高を記録した。
ワンダーウーマンはパティ・ジェンキンス監督が手掛け、イスラエル出身の女優ガル・ガレットさんが主演するスーパーヒーロー映画。

公開後初の週末の興行収入は推定1億50万ドル(約111億円)を記録した。
女性監督作品のこれまでの最高記録は、2015年に「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」が樹立した8520万ドルだった。

主要なスーパーヒーロー映画で女性が監督を務めたのは初めて。
初週末の観客は女性が52%を占めた。

デジタル市場調査会社、コムスコアの上級メディア・アナリスト、ポール・ダーガラベディアン氏は、「女性映画人や映画界全体にとって大きな成果だ」「女性は高予算のスーパーヒーロー映画に適していないというばかげた考えは完全に打ち砕かれたはず」と話す。
同氏によれば、公開のタイミングや完璧なキャスティング、高評価のレビューなどが週末の好成績につながった。
同作品の製作費は1億5000万ドル。公開初日の観客が格付けする「シネマスコア」では「A」、映画評論サイト「ロッテン・トマト」でも満足度93%と、過去のスーパーヒーロー映画と比べてもトップクラスの評価を得ている。

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https://www.cnn.co.jp/showbiz/35102238.html