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2017/05/13(土) 01:22:54.07ID:CAP_USERそこで今日は『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』の著者の立石美津子が30年にわたる教育専門家としての経験をもとに子どもを“名作へ導く方法”についてお話します。
まずは「子どもが選んだもの」を買ってあげましょう
親が名作絵本を読んでやりたいと思っても、子どもが選んだのはアンパンマンなどのキャラクター絵本だったり、ヒーローが活躍する戦闘物だったり、電車やミニカーや恐竜の図鑑だったり……。
でも、絵本はお勉強の教材ではありません。“ためになるか”ではなく、“子どもが好きかどうか”“楽しめるかどうか”で選ぶとよいでしょう。
それは図鑑やアニメ系であっても文章は少ないですが本には変わりはないからです。テレビとは違い活字が書いてあります。これを通して文字を覚えることも出来ますよ。
名作絵本への誘導の仕方
出典:https://www.shutterstock.com/
とはいっても子どもの望んでいるものばかりではなく、“良書”“名作”と言われている作品を読み聞かせることも大切です。
『狼と七匹の子ヤギ』『三匹の子豚』『マッチ売りの少女』『猿蟹合戦』『桃太郎』『かちかち山』など昔からある日本、西洋の昔話です。
現代の絵本に比べると絵のタッチが古いと感じてしまうかもしれません。また、最初は子どもは興味を持たないかもしれません。そんな時は「これはママが自分で読むために買ったのよ」といい、自分で自分に読み聞かせるようにしましょう。演技するのがポイントです。
そばでじっと聞いていなくても子どもの耳には入っています。他のおもちゃで遊んでいたり、寝っ転がっていてもいいんです。興味を持つ環境を与えましょう。決して「この本はためになるから、ここにじっと座って聞いていなさい!」と叱ってはなりませんよ。
付録付き、漫画は玩具的なものと考えよう
ポーチや腰巻ベルト、調理器具が付いた雑誌、大人の本でも文章よりも付録の方がぶ厚いものがブームです。
絵本も音が出るものは人気です。まるで玩具屋コーナーに群がるように、書店でこれらに目をキラキラさせて夢中で遊んでいる子どもの姿を見かけます。
昔の仕掛け絵本と呼ばれるものはページをめくったら絵が立体的になる“飛び出す絵本”程度のものでした。けれども今はボタンを押したら駅のアナウンスが流れたり電車の音がしたり、ピアノの鍵盤がついていて音楽を奏でたり、スーパーのレジのバーコードが付いていたり凄いものがあります。
そこで、これらは絵本というよりおもちゃだと思いましょう。と言うことは……おもちゃはおもちゃで選んであげた上で、文章と絵だけの絵本にも触れさせるのも必要だということです。
子どもも日々様々な経験を積んで成長していきます。そんな中で最初は全く関心が持てなかった本にも次第に興味を持つようになります。
そのためには家に付録付きの絵本だけでなく、良書を置いておく家庭環境を作ることも必要かもしれませんね。
It Mama2017年5月12日21時45分
https://news.infoseek.co.jp/article/itmama_101201/