プーチン大統領がWindows XPをいまだに使い続けていることが判明
https://gigazine.net/news/20191218-russia-putin-windows-xp/

Open Mediaは、ロシア大統領府がWindows 10ではなくサポートの切れたWindows XPを
使い続けているのは「ロシアでは外国製のソフトウェアの使用を制限しているから」と推測しています。
ロシアでは、2016年に発効された命令により、政府関係者が自由に使用できるのは情報主権の
関係でFSTEC(ロシア連邦技術・輸出管理局)による認定を受けたソフトウェアのみとなっています。
FSTECが2014年に発表したレポートによれば、Windows XPは政府機関での使用が認められた
最後のWindowsであり、Windows 10では機密情報が一切扱えないとのこと。

ロシア政府は2017年から、政府機関での運用を視野に入れてロシア国内で開発された
Astra Linuxにシステムを移行しようと考えていたそうですが、2018年2月には
「Astra Linuxへのシステム移行は時期尚早」と見送りの判断を下したことが報じられました。
プーチン大統領の公邸と官邸でWindows XPの使用が認められたことで、
ロシア政府のシステム移行が依然として進んでいないことが明らかになったといえます。