男系のみで継承されてきたという歴史を重んじる。例え女性蔑視であると言われても、というのが今の男系保守派という所だろうか。
女性天皇の子供は皇統ではない、という考えは現代からすれば科学的ではないかもしれないが、shinkimu氏の言うように、そこに天皇の権威があるとする感覚は重要であると思う。
そこで思うのだが、「男系に天皇の権威がある」というのは論理ではなく一種の感性ではないだろうか?
つまりそれを感じ取る感覚器がそもそも存在しない状態では女系派は男系派の言い分を理解することは一生無理なのではと思う。

一度でも女系にしてシステム崩したからといって国民が即座に天皇を支持しなくなるとは思えない。
しかし正統性がないと考える者がいてそのような者達の発言力が増し、為政者となった時には皇室はそれこそ潰されるかもしれない。
彼が言う「現皇室がギリギリの細い糸でかろうじて存続されている」という言葉は重い。
皇位を継承する男子が少ないというのは危機であるのは間違いないと思うが、長期的には権威を喪失しかねない女系の方が皇室に取って危険であると思う。
それこそ八木の言うように一度でもやってしまったら取り返しがつかない。