ジャニーズ藤島ジュリー会長の呆れた金銭感覚 お年玉→交際費で経費計上、追徴課税4000万円
公開:22/12/28 13:30 更新:22/12/28 14:21

 お年玉も「交際費」として経費計上──。ジャニーズ事務所とそのグループ会社が所属タレントに渡した約9000万円のお年玉は藤島ジュリー景子社長の個人的な支出であるとして、東京国税局から所得税の源泉徴収漏れを指摘されたことが発覚。追徴税額は不納付加算税を含めて約4000万円にのぼる。

 同事務所にはタレント約100人が所属していて、ジュリー社長は年始、自らや事務所役員の名前入り現金封筒を渡していた。2018年から22年までの5年間で計約9000万円となり、それらを事務所のほか「エム・シィオー」「ジャニーズ出版」が「交際費」として税務申告していたことが明らかになった。

「ジャニーズには、先輩が後輩にお年玉を手渡しするという習わしがあり、ずらりと正座した後輩たちに1万円以上、ピン札を配っていったとかのエピソードが語られています。ですが、それらを交際費として経費扱いしているなんて、先代の故ジャニー喜多川社長時代にさかのぼっても、聞いたことがありません」と、ベテランの芸能ライターは首をかしげる。別の芸能マスコミ関係者もこう言う。


「石原プロが毎年正月になると、取材にやってきた芸能マスコミらを並ばせ、ひとりずつ万札の『お年玉』を渡していたのは有名な話。たけしさんも、軍団のほかスタッフに配っていたものです。どれも、昭和のどんぶり勘定の名残ではないでしょうか。雇用契約でもない業務委託が主流となったこともあってか、昨今はとんと聞きませんが」

 ジャニーズ事務所事情に詳しい関係者によると、お年玉は東山紀之が有名らしく、かつて近藤真彦からもらって以来、毎年、後輩たちに渡しているのだという。