さらに、日本医師会も主張する「かかりつけ薬剤師」についての資料はp.35
(再掲)http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000197985.pdf
「かかりつけ薬剤師の(氏名)の情報」で求められる項目(右図)参照。
前回診療報酬改定までに、「かかりつけ医」も同様の項目が求められているとは思えない。
なぜなら、クリのHPにこんな記載のない所が多数あるから。

薬剤師は2000年前半に「新設私立薬科大」が大増産されたが、薬剤師国家試験の段階で厳しく振り落としされている。
 https://egg.5ch.net/test/read.cgi/hosp/1515939759/910-911
上記情報に加え、6年制第一期生(H18年入学生)に関して、以下の分析がある。
 http://www3.plala.or.jp/atropine/sin102goukaku.html の一番下の図。すなわち、

「大学入学時偏差値と6年ストレートで国試合格率は、正相関」
「大学入学時偏差値と1年以上の留年率は、逆相関」

一世代前の1970年代前半に増設された「新設私立医大」とは異なり、金で大学に入れても、
学力が伴わなければ薬剤師国家試験は合格させていない(医師国家試験より難易度は低いが)。
したがって、新設薬科大における留年率や退学率の多さが話題になっている。
昨年度かな?6年間でのストレート合格率(真の合格率)最下位の横浜薬科は、14人に1人だけが、6年で薬剤師になっている。
薬剤師の場合、Fランク私立薬科卒でも、ストレート合格していれば、卒業大学を無視し得るだけの実力はあると私は判断する。
良識ある開業医の先生方も、大きな異論はなかろうと思う。

1970年代前半に私立医が新設された時は、「医師養成には多額の費用が掛かるから、一旦大学に入学させたら医師にすべきだ」
と言って、極めて質の悪い人材を医師にしてしまった(この件に関する新書本あり)。国民皆保険の精神から考えて、
日本医師会の行ったことは、製薬や調剤を営利企業と糾弾することは不可能と思えるほどの乱脈ぶりと考える。
私立医の行いは、明確な営利行為以外の何があるというのか?