1970年代前半に新設私立医が設立されたころ「医師養成にはお金がかかるから、入学させたら可能な限り医師にする」と言う
類の発言の報道があって「国公立医に入学するよりも、国家試験の方が余程易しい」と言う投稿も読んだことがある。

これが事実なら、底辺国医と旧設私立医(この文脈では慶応を除く)の国家試験6年ストレート合格率の差が、
誤差範囲にとどまるわけで、医師、開業医の報酬が過剰と言うこと。

*国公立医を上・中・下とした場合、下=底辺、
 末席国医は偏差値最低

旧設私立医の頭脳レベルでも医師、開業医には十分であり、底辺国医の頭脳は過剰と言うことだから、
報酬を下げて底辺国医と旧設私立医の偏差値を同等にする。この場合、旧設私立医は、
@国公立医・上中位のすべり止め、A底辺国医レベルの学力層の同レベル複数受験校、の位置づけ、
かつ私立医の学費の払える者のみがチャンスを持つ、と言うことになる。
これは、ある意味他の学部と同じだが、やはり私立医の学費の高さは際立つ。

一方、現在の報酬レベルを維持したいのなら、実際には旧設私立医も偏差値の幅は広いので、
底辺国医と旧設私立医の各大学の偏差値と国家試験6年ストレート合格率に相関関係が
認められる程度に、医師国家試験を難化させる。偏差値が上昇しても合格率が上昇しなくなる偏差値
(「プラトー偏差値」とする)が、末席国医の偏差値以上となればよい。

国公立医の間で、ほとんど国家試験6年ストレート合格率に差が出ないにもかかわらず偏差値に
差が出る場合は、教官・教員、基幹病院診療科長など、幹部医師への登用チャンスの差と、
大学所在地で説明可能と考える。

私立薬科の偏差値と国家試験6年ストレート合格率または留年率の関係は下記リンクの通りで、健全である。
   https://egg.5ch.net/test/read.cgi/hosp/1523708752/6
たぶん、薬学の場合は、プラトー偏差値が、@ない、か、A国公立薬の集団の中にあると思う。
また、都合のいいことに、袋詰師系薬剤師の養成は、ほぼ私立に頼っているので、国公立と私立の
偏差値換算に頭を悩ます必要はない。