自分で作った問題だが、
特異度と検査陽性数と推定感度の関係をJAGSでMCMCシミュレーションして推定感度の平均値をグラフにしてみた。感度の事前確率は一様分布とした。
http://i.imgur.com/EcdU8nw.png
http://i.imgur.com/UN7e68T.png
http://i.imgur.com/9DcuVig.png

但し、検査の陽性率が下がると信用区間幅が広くなるのは特異度99%で例示した
http://i.imgur.com/dcdi3xf.png
に示す通りである。

特異度がそこそこ高い検査だと検査陽性率が高くなると
検査の感度が推測できるのがわかる。
同じシミュレーションで事前確率分布が設定できれば母集団の有病率も区間推定できる。
PPVの算出には有病率が必要なので検査前確率の高い疾病を鑑別にあげろと習ったわけだが、
検査前確率分布を設定することで感度のわからない検査で母集団の有病率が推定できる。