わたしは、問題が難しく複雑になればそれだけ力を発揮するタイプの男だ。
従って、本体が扱う大きな仕事こそがわたしにふさわしい。
ここの定型的な補助業務はわたしには全く不向きだ。
新卒で世間のしきたりを何も知らない女性が、2〜3年後に寿退社するまでの繋ぎとしてやるなら手頃で悪くない。
現に、入社後数年でめでたく寿退社する新人女性はみなわりと幸せそうだ。
暗く陰鬱な表情で怠慢をむさぼり食っておるのは、たいていが売れ残りで結婚のあてがない30代前後の者と薄給が元で家庭内不和に悩む中年前男子だ。
わたしはここの管理責任者として君たちのことを公私にわたり把握しているのだ。
わたしは男のロマンを今一度体現すべく必ず本体に復帰してみせるぞ!