フォルナ  :いや…! 来ないで!
ルアン   :そうだ…。もっと泣き叫べ!其の慟哭と悲鳴が、此れから始まる悦楽の時を、
   将に至高のものにするのだからな…!
フォルナ  :御願い…! 助けてェ!
ルアン   :往生際の悪い事だ。古今東西、戦時に於いて捕らえられた婦女子の運命は
 雄の性の慰みものと決まっている。好い加減に覚悟を決めて貰おうか。
フォルナ  :助けて…! ウェイン…!助けてェェェッ!!
ルアン   :さあ、精々楽しませて呉れ…。
フォルナ  :いやァァァァァァァァァァァァッ!!!!
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レイル    :…嘘だ…。なあシスティーナ。何かの冗談だろ?そうなんだろ?また俺を驚かそうとして…。
  御丁寧に、こんな泥塗れの血塗れに…。御前のイタズラ、結構手が込んでたもんな…。
ルアン    :死体に向かって何をほざいている?
レイル    :…シタイ…?
ルアン    :そう。其の小娘は私が殺した。尤も、其の前に少しばかりの悦楽の時を
  過ごさせて貰ったがな。美味だったぞ。其の小娘の肉体は。
  あの慟哭、あの悲鳴、あの喘ぎ声…!貴様にも聞かせて遣り度かったぞ…!
レイル    :…嘘だ…。なあシスティーナ?
ルアン    :ふん。聞き分けの無いガキよ。ならば私が言い聞かせて呉れる。小娘は死んだ!其れは死体だ!
  見ざる! 言わざる! 聞かざる!只の肉の塊!使い古しの生ゴミだ!ヒャーーーッハハハハハッ!!!!
レイル    :…システィーナが、死んだ…。…システィーナは、もう居ない…。もう二度と話せない…。
  もう二度と笑顔も見られない…。そんなの、嫌だ…。
  いやだァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!
ルアン    :如何だ、憎いか?だが諦める事だな。此の世は力在る者の為に存在する。
  貴様ら弱者は、私の様な強者の糧と成る為此の世に在るのだ!
  貴様がどれほどに理不尽だと思った所で、所詮は此れが運命なのだ!
  弱者に生まれた事を心の底から呪うがいい!ヒャーーーッハハハハハッ!!!!