◎伊藤裕之さん考案『ATB』(アクティブタイムバトル)の革新性

1.敵味方混在でターンが回ってきたキャラから行動可能

  ●従来のRPG
   パーティ全員の行動を入力→敵味方の行動が一斉に開始
  〇ATB
   ターンが回ってきたキャラから行動入力

 ・テンポが良くなり、行動順を考慮する戦略性が生まれる
 ・リアルタイム性を消すとFF10のCTB(カウントタイムバトル)に発展
 ・現在も様々なRPGで採用される

2.リアルタイム性
 ・ドラクエに先駆け当時のRPGには珍しい(セミ)リアルタイム戦闘を実現
 ・FF11〜15のリアルタイム戦闘に発展
 ・未だターン制のドラクエ(オフライン)と違いFFはリアルタイム戦闘へ移行しやすくなった

〇ATBの類似システム
・タクティクスオウガ =ウェイトターンシステム
  味方と敵に分かれたターン制を廃止。敵味方入り乱れターンが回ってきたユニットから行動
・エストポリス伝記 =アジリティバトル
  リアルタイム性を消したATBのようなシステム
・ドラクエ10
  ゲージを非表示にしただけのATB