室蘭のタクシー会社 運行管理者を確保できずいったん休業へ

05月31日 18時12分 NHK 北海道 NEWS WEB

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230531/7000057956.html

タクシー業界で人手不足が深刻となる中、室蘭市のタクシー会社は、勤務状況の把握などを担う国家資格を持った「運行管理者」の後任を確保できず、6月1日からいったん休業することになりました。

休業するのは、室蘭市に本社がある「室蘭日交タクシー」です。

5台以上のタクシーを保有している営業所には、運転手の勤務状況を把握したり、健康状態を確認したりする「運行管理者」という国家資格を持った担当者を置くことが義務づけられています。

関係者によりますと、この会社では運行管理者が退職することになり、その後任を確保できていないことから、6月1日からいったん休業することになったということです。

室蘭運輸支局は、タクシー業界では高齢化に加え、コロナ禍からの需要の回復が進む中、人手不足が深刻になっていて、2種免許を持つ運転手のほか、運行管理者や整備士の確保も難しくなっていると説明しています。