宗隆寺には御朱印を求める人の列が出来た
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 WBC準決勝メキシコ戦で劇的な逆転サヨナラ二塁打を放った侍ジャパン村上宗隆内野手(23)と同じ名前で、川崎市高津区にある宗隆寺(そうりゅうじ)は21日、村上効果でにぎわいをみせた。

 普段はファンの参拝客は1日5~6人だが、この日は100人以上が訪れた。この日の日付が入った御朱印を求める長蛇の列が出来、1時間以上並んだ人も。関係者によると、御朱印も普段の10倍ほどの100枚ほど書いたといい、「明日来ても今日の日付で書いてくれますか?」と問い合わせる人もいたという。川崎市の介護職員・櫻井拓哉さん(49)とネイリストの小松田枝里さん(38)は「三振ばかりだった村上選手を疑い過ぎて謝りに来ました。もう疑いません。なんで信じられなかったかなあ」と悔やんでいた。

 もともとは天台宗本立寺として建てられたが、明応5年(1496年)に日蓮宗に改宗した際に地頭の階方(かいほう)新左衛門宗隆の名前をとって「宗隆寺」に。村上の活躍でヤクルトファンの聖地と呼ばれるようになった。嶋田一誠副住職(33)は決勝に向けて「ファンの人達が試合前に『勝てますように』とお祈りしているのをよく見かけます。宗隆寺に勤めている坊さん方も同じ気持ち。スタジアムには行けないけど祈りは届くと信じて応援しております。いい結果を期待しています。頑張ってください」と声援を送った。

スポーツ報知 2023年3月21日 22時5分
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