上天草市・湯島の猫「暮らし」向上へ 東海大生らプロジェクト 特徴データベース化、健康状態把握も|熊本日日新聞
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熊本日日新聞 | 2022年8月29日 08:52

東海大熊本キャンパス(熊本市)の学生らが、「猫島」として知られる上天草市の湯島で、猫たちの「生活の質(QOL)」の向上を図るプロジェクトに乗り出した。猫の特徴をデータベース化し、その活用を通して、良好な共生環境づくりや観光振興につなげる狙いだ。

 有明海に浮かぶ湯島は人口約280人に対し、猫が約200匹すみ着き、近年のブームで猫目当ての観光客も多い。2019年からは、猫の情報発信や健康管理に当たる地域おこし協力隊員、林愛子さん(44)を中心に感染症対策のワクチン接種を進め、人との共存関係を深めてきた。

有明海に浮かぶ湯島は人口約280人に対し、猫が約200匹すみ着き、近年のブームで猫目当ての観光客も多い。2019年からは、猫の情報発信や健康管理に当たる地域おこし協力隊員、林愛子さん(44)を中心に感染症対策のワクチン接種を進め、人との共存関係を深めてきた。

 一方、湯島の地域づくりに関わってきた東海大文理融合学部の前田芳男教授(61)によると、観光客による餌の与え過ぎなど、猫のQOLを担保するには課題もある。そこで、前田教授の下で学ぶ学生ら約20人のグループが本年度、QOLをより高めようと、プロジェクトに本格着手した。

 データベース化は手始め。林さんが作成した湯島の猫の名前や生年月日、特徴の一覧を基に体重や健康状態などを把握する。8月22、23日には同大の2~4年生6人と前田教授、動物看護師らが現地入りし、個体の調査と住民と観光客から猫の様子などを聞き取った。一部の猫は夜間の行動を追跡し、〝翻訳〟アプリを使って鳴き声から心情を探るユニークな調査も実施した。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。