毎日新聞 2021/11/12 12:09(最終更新 11/12 12:09)
 足尾銅山の鉱毒事件と闘い、被害者救済に半生をかけた田中正造(1841〜1913年)を学長と仰ぎ、佐野市の生家を学舎に誕生した「田中正造大学」が閉校する。
1986年の開校以来、正造の思想と行動を今に生かそうと、正造研究や環境問題の自主講座、フィールドワークを重ねてきたが、会員や事務局の高齢化で活動が維持できなくなったという。
大学は35年の活動を振り返る記念誌づくりを進めており、来春の出版を最後に36年間の歴史に幕を下ろす。【太田穣】

 大学事務局長を務める同市小中町、坂原辰男さん(69)が11日、記者会見し、「近年、活動を支えるスタッフが減り、大学の課題に対して十分に対応できない」と理由を述べた。昨年2月の年次総会で閉校方針を固めていたという。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://mainichi.jp/articles/20211112/k00/00m/040/080000c