準備に尽力も… 玉島での竜王戦開催は幻に【岡山・倉敷市】

2021年11月15日 (月) 19:00

将棋の竜王戦七番勝負は13日、挑戦者の藤井聡太三冠が4勝負けなしのストレートでタイトルを奪取し、史上最年少での四冠に輝きました。
第5局が開かれる予定だった倉敷市玉島地区では準備が進んでいましたが、対局は幻に終わりました。

玉島での竜王戦開催を記念し、地元の将棋熱を高めようと、玉島青年会議所が11月13日に開いた将棋教室です。
将棋好きの子どもたちにとってもプロ棋士、藤井聡太は憧れの存在のようです。
また、会場のすぐ近くでは、両対局者に食べてもらおうと地元の20の店が用意した昼食、いわゆる「勝負めし」とおやつの事前撮影も行われていました。
対局者に選ばれ、様々なメディアで報じられると知名度もアップするだけに、どの店も自信の品を用意しています。
さらに勝負めしなどを紹介するプロモーション動画を作り、地元のPRも図っています。
対局場所は江戸時代の僧、良寛が修行したことで知られる円通寺。
第5局に勝負が持ち込まれれば、ここが藤井四冠誕生の場となる可能性もありました。
しかし結局、玉島での対局は幻となりました。
関係者は、今後も将棋のまち倉敷のアピールと玉島の魅力発信につながるタイトル戦の招致活動を続けたいとしています。
(15日19:00)

https://www.rsk.co.jp/news/rsk20211115-00002360.html