2021年3月30日18:40友だち追加

 3月30日午後、札幌市中央区の札幌市中央卸売市場の場外市場の店舗で火事がありました。現場は一時騒然となり、午後6時現在も消火活動が続けられています。

 激しく燃え上がる建物…。火事があったのは、札幌市中央区の札幌市中央卸売市場の場外市場です。

 三宅 真人 記者:「屋根の部分から突然炎があがりました。離れていても熱を感じるほどです」

 警察:「下がってください!」

 本 貴憲 カメラマン:「場外市場の一角が激しく煙を上げています」

 上空からも確認できるほど、広範囲に煙が広がりました。

 目撃者:「ぼおっと(炎が)出ていたので、火事だと思って通報した」

 警察や消防によりますと3月30日午後3時40分ごろ、市場関係者などから「建物から黒煙が上がっている」などと消防に複数の通報がありました。

 消防車両28台が出動し消火活動を続けていますが、隣接する店舗なども一部燃えたとみられています。

 これまでにケガ人は確認されていません。

 火が出たのは店舗などが入る2階建ての建物とみられ、警察や消防が状況を詳しく調べています。

「揚げ物をしていた」という情報も

【報告:三宅 真人 記者】

 火事があったのは、主に海産物などを販売する観光スポットの一角です。午後6時を過ぎ、炎や煙はだいぶ収まってきましたが、焦げ臭いにおいがしています。

 到着時、通報から10分ほどで消防が消火活動をしていて一時火が収まったように見えましたが、急に2階から炎があがりました。警察官が周囲で見守っていた人に避難を呼びかけるなど、一時騒然としました。

 建物に入る店の関係者によりますと、「当時揚げ物をしていて、ボンと爆発音がして黒い煙が出て、火が天井まで噴き出した。従業員は逃げることしかできなかった」と話しているということです。

 Q.付近への影響は?
 当時は多くの店舗関係者が見守っていました。その中で「コロナ禍で観光客が減っている中、火災が起きて踏んだり蹴ったりだ」と話している人もいました。

https://www.uhb.jp/news/single.html?id=19309