2020年11月25日 特集記事


“無風” そう呼ばれてきた岐阜県の選挙が一変しようとしている。
県選出の国会議員を自民党が独占している“自民王国”で、来年1月の知事選挙をめぐり、54年ぶりの“保守分裂”選挙になる見通しとなったのだ。
背景にあるのは、かつてはともに戦った「実力者」どうしの対立。熾烈(しれつ)な駆け引きを追った。
(森本賢史、秋山大樹)





野田聖子が「宣戦布告」

24日、自民党本部で記者会見を開いたのは、野田聖子(60)。
総務大臣などを歴任。現在は自民党幹事長代行で、岐阜県連の会長でもある。

カメラの前で、こう明言した。
「新型コロナへの対応で、ともに古田知事と対応してきた岐阜県選出のすべての衆議院議員は、古田知事を推薦することで決定した」

知事選挙で、組織としての県連は「誰も推薦しない」が、個人として自分たちが現職知事を推薦するというのだ。

異例の決定の理由について、こう続けた。
「長老支配の政治を変えたいと願っている声を真摯に受け止めて、古田知事を支持することで多くの県民の不安を解消していきたい」

「岐阜政界の長老」への“宣戦布告”だった。





刺客も破る「岐阜政界のドン」
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/48916.html