大阪市を廃止して4特別区に再編する「大阪都構想」に反対する市民団体「大阪・市民交流会」が2日、大阪市北区の大阪メトロ南森町駅前で街頭活動を行った。共同代表を務める元大阪市長の平松邦夫さんら約30人が「『都構想』に、もう一度NO!」と書かれたチラシを配った。

 同団体は、今年11月1日に実施が見込まれる都構想の住民投票に向け、市民主体の活動で「NO!」を発信しようと発足。今回が初めての街頭活動になる。

 チラシでは4特別区への再編を「バラバラにして弱小自治体に格下げ」と指摘し、コロナ禍で厳しい状況にある大阪の経済や市民生活の再建に「大阪市の大きな財源と体制を生かすことができる」としている。

 平松さんは「最初から都構想に反対してきたが、その中身は何も変わっていない。住民投票でもう一度反対しよう」と呼び掛けた。


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「都構想中止」を訴える参加者ら=2日、大阪市北区

大阪日日新聞 2020年8月3日
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