2019/8/24 21:21
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/0012638102.shtml

兵庫県新温泉町湯の湯村温泉街で24日、五穀豊穣や無病息災などを願う「湯村の火祭り」があった。
地元の子どもたちや観光客らが温泉街を流れる春来川を囲んで約100本のたいまつを回し、幻想的な光の輪で夜の温泉街を彩った。
同町の文化財に指定されている伝統行事。日没後、温泉街の正福寺で元火の護摩祈とうがあり、その火が会場へ。
待ち構えていた参加者のたいまつに次々とともされた。
「ジーロンボ、ターロンボ、ムーギノナーカノクーロンボ」。
子どもたちが唱えるはやし言葉には高慢な天狗の次郎坊と太郎坊、麦の黒穂病などを追い払い、自らの心の乱れを鎮めようとの祈りが込められているという。
たいまつの炎が闇夜に浮かび上がる光景を眺めながら、観光客らは過ぎゆく夏をいとおしんだ。

湯村温泉街の夜を彩った炎の輪
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/img/b_12638103.jpg