2018.12.7

 ■地元住人からは好意的な声

 ヤシオスタン。埼玉県八潮市はこんな異名で知られるようになってきた。多くのパキスタン人が同市に集結しているという意味の造語だ。現地でパキスタン系レストランを経営するズルフィカール・アリさん(48)に聞くと、街の意外な実態が浮かんできた。(松村友二)


 つくばエクスプレスの八潮駅からバスで15分ほどのところにある「アルカラム」が、アリさんの経営するレストランだ。壁には派手な装飾がされたバスの写真や、金のアラビア文字の額縁があり、エキゾチックな雰囲気が漂う。

 笑顔で迎え入れてくれたアリさんは、1992年に留学生として来日。現在は日本人の奥さんと子供と暮らし、日本での生活の方が長くなった。

 「日本は住みやすいよ。近所の人もあいさつしてくれるし、教育・医療・治安のシステムが良くてどの国よりも優れている。これは本当にすごいこと。パキスタンにも日本に来たいと思っている人は多いよ」

 一方で不満はというと、「日本人は男が働きっぱなし。リラックスできる場所がない。子供は塾に行くし、奥さんも働いていてストレスたまっている。夫を立てるべきはずの奥さん、『奥』という字なのに表に出てしまっている」。もちろん奥さんは専業主婦だ。

 オススメ料理だと出してくれたのは、ラム肉と4種類の豆をペースト状に煮込んだハリム。現地ではポピュラーなのだという。辛さも本格的で、エスニック料理が得意な方にはオススメだ。

     ===== 後略 =====
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