テレビ番組「24時間テレビ」で行われた募金を活用し、福祉や環境、災害復興などの支援活動に取り組んでいる公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」がこのほど、4年前の丹波市豪雨災害で被災した兵庫県丹波市市島町上鴨阪で里山再生プロジェクトを開いた。環境保護活動支援の一環で、今回で3回目。豊かな自然を保護し、災害に強い地域をつくることを目的としたもので、地域住民やボランティアら計80人ほどが同地区の山に入り、伐木や登山道の整備、植樹などに取り組んだ。
テレビ撮影もあり、来年の「24時間テレビ」内(関西ローカル)で放送される予定。

 同委員会は、番組を放送する日本テレビ系列などの全国31社の放送事業者でつくる。ホームページ上でボランティアを募り、阪神間を中心に50人ほどが来丹した。

 丹波市側は、森の都研究所、いきいき前山、丹波グリーンパートナーの各NPO法人や、木の駅実行委員会、市内の森林整備活動団体らで実行委員会(宮川五十雄委員長)を作り、ボランティアを受け入れた。

木にナメコやシイタケの植菌作業をする子どもたち=兵庫県丹波市市島町上鴨阪で
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 同委員会は、番組を放送する日本テレビ系列などの全国31社の放送事業者でつくる。ホームページ上でボランティアを募り、阪神間を中心に50人ほどが来丹した。

 丹波市側は、森の都研究所、いきいき前山、丹波グリーンパートナーの各NPO法人や、木の駅実行委員会、市内の森林整備活動団体らで実行委員会(宮川五十雄委員長)を作り、ボランティアを受け入れた。

 活動した里山は、「いきいき前山」(荻野聰理事長)や地元有志らが整備している場所。登山道を整備した「登山道班」は余田忠司さん(69)=同市上鴨阪=、ナメコやシイタケの植菌作業に取り組んだ「きのこ班」は荻野章太郎さん(79)=同=、枝払いなどを行った「木こり班」は余田貞男さん(67)=同市徳尾=がリーダーとなり、それぞれ汗を流した。切った木でベンチをこしらえたり、カエデ25本を植樹し、伐木を「木の駅」に搬出する作業もあった。
 荻野理事長(73)=同市上竹田=は、「多くのボランティアに参加してもらえた。我々の活動を知ってもらうきっかけになった」と笑顔。植菌作業をした津田也介君(前山小5年)は「堅い木に菌を打つのが難しかった」と言い、大阪市から訪れた胡本繁男さん(75)・千恵美さん(75)夫妻は、「丹波は好きで、何度も訪れている。作業を通じ、山の整備の重要性を感じた」と話していた。

協力して伐木を運ぶボランティアら
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丹波新聞 12月1日
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