2018/10/21 20:01
 兵庫県東播磨地域を自虐的にPRしたネット動画が一時、配信停止の騒動に発展し、注目を集めた架空のアイドル「東播磨ちゃん」が21日、同県明石市で開かれたイベントで公の場に初登場した。“災い”転じて、動画が10万回以上も再生されたことに「信じられへん!」と驚きつつ、「(夢は)CDデビュー?」などと語った。
 動画は、観光PRのために兵庫県東播磨県民局が制作。東播磨、神戸、姫路の3地域を擬人化した架空のアイドル「Team HYOGO(チーム ひょうご)」が出演し、3月からネットで配信を始めた。
「神戸ちゃん」「姫路ちゃん」と比べ、東播磨ちゃんは「押しが弱い」などと自虐的に紹介したところ、明石市の泉房穂市長から「そんなにマイナーではない」と苦情があり一時配信を停止した。
 そうした騒動がネット上などで話題となり、この日の「ひょうご五国博 ふれあいフェスティバルin東播磨」に3人で出演することが決定。ステージに上がると、「東播磨ちゃーん!」と声援が飛んだ。
 東播磨ちゃんを演じた女優の小西はるさん(18)は「まさか実際にアイドルとして登場することになるなんて」とはにかみつつ、「今後の野望」を問われると「第2弾の動画」「CDデビュー?」と期待を膨らませた。動画に出てくる歌や踊りも披露し、会場を沸かせた。(勝浦美香)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201810/sp/0011751011.shtml