2018年09月04日 10時48分
 セクハラ問題を巡り、群馬県みなかみ町議会から不信任決議を受けた前田善成町長(50)が議会を解散したことに伴う町議選が4日、告示された。定数18に対し、午前10時までに29人が立候補を届け出た。投開票は9日。

 前田町長を巡っては、4月、町内の団体の送別会会場の外で団体職員の女性にキスをするなどしたとして、女性が県警に被害届を提出した。町長はセクハラを否定しており、議会が7月、
町政の混乱などを理由に不信任決議を可決したことを受け、町長は議会を解散した。選挙後の議会で再び町長の不信任決議案が提出されれば、過半数の賛成で可決され、町長は失職する。

 町議選は4月22日に行われたばかりで、有権者の68歳男性は「前回の当選者が仕事をする前にまた選挙になり、釈然としない」と話した。一方、80歳女性は「町を変えたいと思う若い人が多く立候補しており、良いこと」と期待を込めた。

https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20180904-OYT1T50019.html