http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52364

近年、問題となっているのが、徳島新聞による阿波おどりの
「チケット買い占め」である。
まず、徳島新聞とともに阿波おどりの運営にかかわっている、
徳島市観光協会幹部に解説してもらおう。

「徳島新聞は近年、人気席を中心に毎年2?3万枚のチケットを
確保しています。そのため、一般発売が始まっても販売直後に
売り切れてしまう状況です。
しかも、徳島新聞に流れた分は売り上げなどの詳細がわからないので、
全てのチケットをオープンに販売する場合と比べて
収益が低くなっているのが実情です」

さらに地元では、
「徳島新聞が看板広告の集稿・制作を独占し、割高な手数料を取っている」
「観光協会が資材を保管する倉庫を徳島新聞が『又貸し』する形になっている」
といった指摘も出ている。

地元の市政関係者は、「『週刊現代』の報道以来、徳島は大騒ぎです。
その後、フジテレビの『とくダネ!』でもこの問題が取り上げられたこともあり、
阿波おどりの運営の実態が全国に知れ渡ることとなりました。
7月に入ってからは、関西のテレビ局なども取材に入っています」と話す。