https://mainichi.jp/articles/20180108/k00/00e/040/192000c
2018年1月8日 11時40分

 航海の安全と豊漁を祈願する「ホーランエンヤ」が7日、大分県豊後高田市の桂川であった。男衆が飛び込む勇壮な祭りに観光客らから歓声が上がった。江戸時代から続く伝統行事で、県の選択無形民俗文化財となっている。

 花火を合図に、豊漁旗をなびかせた宝来船が、河口から約1キロ上流にある若宮八幡神社を目指して「ホーランエンヤ、エンヤサノサッサ」の掛け声とともに航行。

 船から締め込み姿の男衆が酷寒の川へザブーンと飛び込み、川岸の観客から差し出された酒や祝儀袋を泳いで受け取りに行くと、拍手と歓声で盛り上がった。宝来船からも見物客に新春を祝う紅白餅がまかれた。