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 日本最南端のスキー場、宮崎県五ケ瀬町の「五ケ瀬ハイランドスキー場」が15日、今季の営業を始めた。来年3月4日まで。
来場者数の目標は、過去最低だった昨季を約3千人上回る3万5千人。コース内に、未経験者や子供が安全に練習できる場所を整備した。

 ゲレンデ最上部の標高は1610メートル。11月下旬から造雪機を使い、準備を進めてきた。
今のところ滑ることができるのは、全長約1キロの初中級コースの半分のみ。
スキー場の矢野宏支配人(54)は「例年よりも冷え込んでおり、雪の状態は良い」とアピールした。

 スキー場を運営する第三セクターに出資する五ケ瀬町によると、来場者数は減少が続いており、一時は閉鎖も検討された。
同町企画課の岡田昭治課長(59)は「経営は依然厳しい。一人でも多く来てくれるよう、知名度向上に努める」と語った。

 スキー場は、色鮮やかなウエアに身を包んだ多くの人でにぎわった。
長男(5)ら家族4人でスノーボードを楽しむという福岡市博多区の会社員、野中悠作さん(31)は
「雪質が良いのでここまで来た。長男にも満喫してもらい、来年以降も訪れたい」と笑顔で話した。


日本最南端、宮崎・五ケ瀬スキー場オープン 雪「状態良い」 
産經新聞:2017.12.16 07:05更新