0001のっぺらー ★
2017/11/16(木) 12:31:52.51ID:CAP_USER丹生川(尾花沢市)の遡上(そじょう)数が、記録的な多さとなっている。
ここ2週間は1日100匹ほどで例年比4割増と、地元関係者も予期せぬ“豊漁”に驚嘆。
全国的な不漁は稚魚が北海道沖に着くまでの海水温が不安定で生き残れなかったことが一因とされるが、
県の担当者も「丹生川の遡上数が多い要因は不明」と話す。
丹生川漁業協同組合では組合員の賦課金などを基に、
サケを増やすための親魚の捕獲や稚魚放流などに取り組んでいる。
今年は捕獲場所となる大石田町豊田の採捕場に
10月中旬、サケを捕獲する金属性の仕掛け(ウライ)を設置。
同月末から遡上数が伸びている。
組合員の星川清隆さん(78)=尾花沢市北町1丁目=は
「こんなに上ったのは過去20年で記憶にない。6対4の割合で雌が多い」と喜びながらも、
「4年前に110万匹と、稚魚を多めに放流したのが影響したのか」と首をかしげる。
県水産振興課によると、県内15組合から報告が上がってきた
サケの遡上数(今年11月10日現在)は2万9799匹と、前年同期比96.9%で“不漁”の傾向。
ただ今季は丹生川など一部の小規模河川で昨年を上回る遡上が見られるという。
「今年の丹生川は確かに多いが、原因を突き止めるには時間がかかる。
理由が分かれば、成魚になって戻る確率を上げることができるのだが…」と
県内水面水産試験場(米沢市)の担当者。
同漁協の斎藤芳信組合長(80)=尾花沢市新町4丁目=は
「初めての経験で組合員も喜んでいる。自然のものは扱いが難しいが、
何が良かったのか検証して今後につなげたい」との言葉に力がこもる。
サケの調査やふ化場の技術普及を行う日本海区水産研究所(新潟市)は
「不漁は北海道の太平洋沿岸、オホーツク海沿岸で顕著」とし、
「一般的にサケの生存率は稚魚期の環境に大きく左右されるといわれる。ただ要因は複数あり、
稚魚の状態(サイズや健康状態)や放流のタイミング、沖合の環境なども考えなければならない」と話している。
写真:今季、数多くのサケが上っている丹生川漁業協同組合の採捕場
http://yamagata-np.jp/news/201711/16/img_2017111600297.jpg
以下ソース:山形新聞 2017年11月16日 09:42
http://yamagata-np.jp/news/201711/16/kj_2017111600314.php