さいたま市の隠れた魅力を若者に知ってもらおうと、さいたま観光国際協会(同市大宮区)は、
ウェブサイト、動画、フリーペーパーを使った観光情報を発信している。

「ダサいたま」ならぬ「タサい(多彩)たま」と称し、
まちを代表する名所や名物から、メードカフェ、芸人まで、大都市が見せる多彩な表情を切り取っている。

ウェブサイト( http://www.stib.jp/tasaitama/ )は、
盆栽やグルメ、サッカーなど、「さいたま」の語呂合わせで31の特色を紹介している。

例えば、「おかえりなさいたま」では、大宮区のメードカフェ店員3人のインタビューを掲載。
「漫ざいたま」では、同区の大宮ラクーンよしもと劇場を中心に活動する芸人ユニット「大宮セブン」を取り上げるなど、
若者の趣向を意識した。

「普通の観光とは違った切り口で、新しい情報を発信したかった」と同協会。
市外からまちの魅力を再発見してもらおうと、
デジタルコンテンツを手掛ける「面白法人カヤック」(神奈川県鎌倉市)が企画・制作を担当した。

サイト内からも閲覧できる1分半の動画は、2種類を用意。
アイドルの「牛乳寒天なつみん」さんが、ポップな音楽に乗って
氷川神社(大宮区)や大宮盆栽美術館(北区)など、市内の観光名所を巡る内容となっている。

フリーペーパーはタブロイド判フルカラー8ページで、3万部を10月に発行した。
市内の観光案内所や宿泊施設で配布しているほか、同協会のホームページからもダウンロードできる。
来年3月にも発行を予定している。

同協会は
「興味を持った若者に会員制交流サイト(SNS)などで拡散してもらい、
 さいたまの魅力を多くの人が知り、訪れてもらえれば」と期待を寄せている。

写真:さいたま市の多彩な魅力を紹介する「タサいたま」のウェブサイト
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/11/09/08.jpg

以下ソース:埼玉新聞 2017年11月9日(木)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/11/09/08_.html