将棋の加古川青流戦決勝(21、22日、兵庫県加古川市の鶴林寺)に向け、
JR加古川駅南側の時計塔に、詰め将棋の問題が掲示された。

ゆかりの将棋棋士が多く、「棋士のまち」を掲げる同市の第三セクター、市ウェルネス協会が企画した。
青流戦の初代優勝者で、初回の問題を考案したプロ棋士、船江恒平六段(30)=同市在住=も立ち会い、
「気軽に将棋に触れてもらえれば」とアピールした。

地場産業「国包建具」も併せてPRしようと、将棋盤をかたどったついたての制作を職人に依頼。
駒をはめ込み、時計塔内の広報用スペースに設置した。

船江六段によると、初回の問題は5手詰めで、アマチュア1級レベルが約5分で解ける難易度だといい、
「ベンチに座って考えたり、メモをして電車の中でじっくり考えたり、楽しんでほしい」と話した。

今後は数カ月置きに、同市ゆかりの棋士が考えた新しい問題を掲示する方針。
解答は同協会ホームページに掲載する。

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第7期を迎えた加古川青流戦(加古川市など主催、神戸新聞社共催)は、
四段以下の棋士らで争われる若手棋士の登竜門。
今期の決勝3番勝負には、
前期優勝者の井出隼平四段と、4月にプロデビューした西田拓也四段が勝ち上がった。

21日午後1時から第1局、22日午前10時から第2局。
1勝1敗になれば、同日午後2時からの第3局で決着をつける。
市立青少年女性センター(加古川町北在家)では、船江六段のほか、
井上慶太九段=同市在住=や稲葉陽八段=同市出身=らの大盤解説会(対局と同時に開始)がある。
無料。
当日先着200人。

写真:詰め将棋の問題
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201710/img/b_10654495.jpg

以下ソース:神戸新聞 2017/10/18 17:50
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201710/0010654494.shtml