香川県宇多津町で2020年3月に開業を予定している
「四国水族館」(仮称)の準備会社「四国水族館開発」(宇多津町)は、水族館の基本設計案を公表した。

「四国の水景」をイメージし、サメの群れを下から見上げる水槽、
瀬戸内海をバックにイルカを眺められるプールなどを作る。

水族館はうたづ臨海公園内に建設予定。
同社が設計など開業前の準備を進め、
施設運営は神戸市立須磨海浜水族園の指定管理者である「ウエスコ」(本社・岡山市)に委託する。
町は出資せず、土地を有償で貸し出す。

敷地面積は計約1万平方メートル。
約100基の水槽でイルカやアカシュモクザメ、マゼランペンギンなど
約400種、1万4000点の生物を展示予定。

イルカプールは、楕円形水槽(幅18メートル、奥行き12メートル)を、スタンドが360度囲み、
好きな場所から眺めることができる。

太平洋や瀬戸内海、四万十川などの水景を表現し、
鳴門の渦潮を人工的につくって下から眺める仕掛けや、釣りを楽しめるコーナーも設ける。

初年度来客数は約120万人を見込み、開業に伴う経済波及効果を年平均で83億円と試算している。

四国水族館開発の流石学社長(38)は
「四国の水景をぐるりと回れるような施設。
 観光客の香川滞在時間が長くなり、地域活性化の起爆剤になってほしい」と話している。

今月末に基本設計を完了させ、地域住民向けの説明会を開いていく。
着工は来年6月を目指す。

写真:瀬戸内海をバックにしたイルカ水槽のイメージ図
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170928/20170928-OYT1I50007-L.jpg

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年09月29日 17時31分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170928-OYT1T50029.html