京都府福知山市三和町の住民組織「三和地域協議会」が
10月2日から自家用車での有償運送事業を始める。
移動は町内に限り、片道1人400円。
住民同士で、移動が困難な高齢者らの足を確保する。

過疎高齢化が進んで市バスの利用が減る中、同協議会は住民がより利用しやすい交通手段を検討。
過疎地域に認められる道路運送法の公共交通空白地有償運送事業に取り組むことにした。

自宅から買い物や医療機関の受診などに利用できる。
事業の愛称は「みわひまわりライド」で、行き先は地元経済の活性化などから町内に限る。

利用者は町内の住民だけで、500円で会員登録し、利用の2営業日前までに同協議会に電話予約する。
15人の運転手の住民が、自家用車や同協議会の車で利用者を運ぶ。

同協議会の後藤定司・生活基盤部会長は
「行政だけでは公共交通の維持は限界がある。
 お年寄りが外出しやすい環境をつくり、明るく元気な地域づくりにつなげたい」と語る。

運行日は月曜から金曜の午前8時半〜午後5時。

写真:三和町に限った車による有償運送に取り組む三和地域協議会のメンバーら
http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2017/09/20170927112551jikayou_450.jpg

以下ソース:京都新聞 2017年09月27日 11時44分
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170927000052