これまで「クマはいない」とされてきた秋田県男鹿市で17日に1頭のクマが目撃された。
初出没とみられ市や関係機関は対策を急いでいるが、「どう対応すればいいのか」と戸惑いの声も上がる。
県や専門家は「再び出没する可能性がある」とし、危機意識を持って駆除体制を整備するとともに、
市民も注意を払うよう警鐘を鳴らす。

クマが目撃されたのは男鹿半島の北側に当たる同市野石字申川(さるかわ)。
同日午後4時40分ごろ、国道101号を車で走行していた女性が、道路を横断するクマを見つけた。
11日には、男鹿市と同様にクマは生息していないとされる大潟村でも1頭が目撃されている。

本県のクマの事情に詳しいNPO法人・日本ツキノワグマ研究所(広島県)の米田(まいた)一彦理事長によると、
県内ではクマの生息域が広がり、若いクマが環境の良い場所を求めて移動しているとみられる。

写真:クマの目撃情報を受け男鹿市野石で痕跡を探す猟友会会員
http://www.sakigake.jp/images/news-entry/20170921ak0010_01_l.jpg

以下ソース:秋田魁新報 2017年9月21日 11時50分
http://www.sakigake.jp/news/article/20170921AK0010/